DP-Blog

ディープインパクト産駒を研究してPOGでの勝利を目指すシロウト競馬ファンの奮闘記

2018年07月

速報・メシドール賞

ジェニアルが、仏G3・メシドール賞に優勝しました。
母サラフィナの血が騒いだのでしょうか。

https://www.youtube.com/watch?v=jUo-bUUSPck
http://www.paris-turf.com/programme-courses/2018-07-22/reunion-maisons-laffitte/resultats-rapports/prix-messidor-1086189
https://www.hochi.co.jp/horserace/20180722-OHT1T50324.html

http://www.jbis.or.jp/horse/0001191664/pedigree/

回避馬が続出し、最終的には4頭立てとなってしまいましたが、ターレーフとジミートゥータイムズの2頭は、かなりの実績馬で、オッズ的にも人気を二分しました。ターレーフは、昨年のメシドール賞の勝ち馬で、重賞を通算5勝(G2×2、G3×3)、G1での実績としては、昨年のムーランドロンシャン賞で2着になりました。ジミートゥータイムズは、重賞3勝(G2×1、G3×2)、G1では一昨年のモーリスドゲスト賞で3着にきています。人気の2頭に対して、2勝馬のジェニアルと1勝馬のザラメアは、戦績的にはかなり差がありました。
レースは、ジェニアルが押し出されて逃げる形となりましたが、本職の逃げ馬ではないので、ペースはスローに落ち着き、上がり勝負の叩き合いとなります。いったんは、ジミートゥータイムズが前に出る場面もありましたが、最後はジェニアルが差し返し、半馬身差をつけて優勝しました。
ジミートゥータイムズやターレーフは、ここが目標ではないので、メイチの仕上げでなかったのは当然ですが、そうはいっても、重賞を幾度も勝ち、G1でも上位争いをしている2頭を破ったのは、価値ある勝利と言えるでしょう。
ジェニアルは、日本では未勝利と500万条件を勝っただけの2勝馬にすぎませんが、やはり、サドラーズウェルズの血が入っているので、日本の高速馬場よりも、欧州の競馬場のほうに適性があるようです。母は、仏オークスなどG1戦3勝のサラフィナですが、息子も頑張っているというところを、フランスの競馬ファンに見せることが出来て良かったと思います。
なお、陣営の戦前のコメントでは、メシドール賞に勝つようなことがあれば、G1挑戦もありうるということでしたので、そちらのほうも楽しみですね。

速報・セレクトセール2018~2日目(編集中)

セール2日目終了後の吉田照哉氏へのインタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=8NUj1DZdTGk

(以下、編集中)

速報・セレクトセール2018~初日


今年も、ディープ産駒を中心に、セレクトセール初日の模様を振り返っていくことにします。
初日の売り上げは絶好調で、売り上げ高も売却率も過去最高だったそうです。

キングスローズ17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/021.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221885
http://www.jbis.or.jp/horse/0001235691/pedigree/

初日の最高落札額は、キングスローズ17の2億5000万円でした。
サトノアーサーの全弟になりますが、スマートで見栄えのする馬体ですね。
サトノアーサーも3年前のセレクトセールに出場しており、落札額は1億9500万円でした。
兄弟の比較ですが、毛色は異なるものの、馬体はそっくりですね。価格の差は、お兄さんが活躍したので安心して買えるという心理的なものだと思います。

リッスン17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/100.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221903
http://www.jbis.or.jp/horse/0001236289/pedigree/

初日のディープ産駒の落札額第2位(全体では第5位)は、リッスン17&ジンジャーパンチ17の1億9000万円でした。
ディープ×リッスンは、セレクトセールの高額落札の常連で、今年も良い出来だと思いますが、どうしても晩成傾向が強く、3歳春のクラシックシーズンに間に合わないという問題点があります。そこらへんが響いて、2億円の大台に届かなかったのでしょう。
繰り返しになりますが、馬の出来は良いと思います。

ジンジャーパンチ17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/052.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221825
http://www.jbis.or.jp/horse/0001233187/pedigree/

ジンジャーパンチ17は、ルージュバックの半弟、ケイブルグラム&エリティエールの全弟になります。
ルージュバックは活躍したのですが、それ以外の母の産駒は、ケイブルグラム&エリティエールも含めて、期待されたほどには走っていません。しかし、非常に見栄えのする産駒を出す母馬で、本馬やケイブルグラムも、見た目だけなら、いかにも走りそうな馬体をしています。あとは、実際に走らせても活躍するかどうかですね。

ドバウィハイツ17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/104.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221900
http://www.jbis.or.jp/horse/0001237024/pedigree/

初日のディープ産駒の落札額第4位(全体7位)は、ドバウィハイツ17の1億8000万円。
今年のフィリーズレビューに勝ったリバティハイツの半弟になります。
カタログの写真うつりは良くなかったのですが、実馬は遥かに良い出来でした
社台F勢としては、本日の最高落札額でしたが、全体としては、社台F勢の落札額の伸び悩みは目につきましたね。

サファリミス17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/033.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221795
http://www.jbis.or.jp/horse/0001237290/pedigree/

初日のディープの牝馬産駒の最高落札額は、サファリミス17の1億1500万円でした。
正直、初日のディープ牝馬産駒の価格は、かなりの伸び悩みで、もともとのラインアップがそうだったのか、セリの参加者の傾向が牡馬志向だったのか、ちょっと気にかかるところです。

アゼリ17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/116.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221946
http://www.jbis.or.jp/horse/0001229846/pedigree/

ワイ17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/082.html
http://cimg2.news.netkeiba.com/?pid=news_img&id=221858
http://www.jbis.or.jp/horse/0001236363/pedigree/

ダリシア17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/161.html
http://www.jbis.or.jp/horse/0001236280/pedigree/

オヴァンボクイーン17
http://www.jrha.or.jp/select/2018/150.html
http://www.jbis.or.jp/horse/0001237155/pedigree/

ここからは、ちょっといかがなものかと思ったことについて。
今年のセレクトセールは、ノーザンFの一人勝ちでしたが、それは実績的に仕方ないとしても、実際に馬を見て判断するよりも、実績やデータのほうを重視しているとしか思えないケースが散見されました。
例えば、アゼリ17なんかは典型的なケースでしょう。かつて、セレクトセールで2億円の大台超えを連発していたディープ×アゼリの産駒ですが、ノーザンF産にもかかわらず、今年は1億4000万円にとどまりました。馬をしかっり見るなら、アゼリ産駒の最高傑作と言ってもよい出来なのですが、全兄姉たちのもどかしい成績のほうが重視された落札額になってしまったようです。アゼリ産駒の弱点は、トモの貧弱さにありますが、アゼリ17は例外的にしっかりしたトモをしていますよね。
まあ、自分の相馬眼などたかが知れていますが、落札者が金子オーナーだと分かれば、なるほどと思っていただけるのではないでしょうか。金子オーナーは、アゼリ産駒の価格が2億超えの割高な時期には手を出さず、価格が下がってきたものの馬の出来は素晴らしい今年の産駒はしっかり確保するという、実に見事な立ち回りを見せてくれています。
また、追分Fのワイ17(1億2000万円)、社台Fのダリシア17&オヴァンボクイーン17(ともに8000万円)などは、もしノーザンF産ならば、1億5000万円くらいには値が吊り上がっていても不思議ではない出来で、どうにも釈然としない落札額でした。

初日は、ディープとキングカメハメハの両巨頭は、相変わらずの高値安定でしたが、その他では、ハーツクライ産駒の売り上げも絶好調でした。意外だったのは、ロードカナロア産駒の高額馬が出なかったことでしょうか。おそらく、初年度産駒の好調ぶりをうけて、庭先取り引きでもクラブへの振り分けでも、とにかく引っ張りだこで、セレクトセールにまで手が回らなかったものと思われます。
さて、二日目の当歳の部では、どのようなセリが展開されるのか、興味深いですね。

参考動画

セール初日終了後の吉田勝己氏へのインタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=kNDVefUcbKA
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