いよいよ、今週からPOGも新シーズンを迎えます。
今年のクラシックは、2012年の2年目世代以来のディープ産駒の当たり年だったと言ってよいでしょう。特に、牡馬のほうは、レベルの高い世代を完全に支配下に置いていました。
それとは対照的に、自分自身のPOG成績を振り返れば、なかなかPOGに時間を割くことができず、当ブログもしばしば更新休止状態になりました。必然的に結果は低調なもので、反省の一語に尽きます。
この教訓を活かし、新シーズンは巻き返しを図っていきたいと思います。
それでは、まず昨年版のリストの駄目出しからいきましょう。

牡馬(2015)
(1)リライアブルエース、(2)ケイブルグラム、(3)プロディガルサン、(4)マツリダバッハ、(5)ポルトフォイユ、(6)フォイヤーヴェルク、(7)ロイカバード、(8)レヴィンインパクト、(9)レーヴァテイン、(10)ロードプラチナム

牝馬(2015)
(1)ラルク、(2)パーシーズベスト、(3)リボンフラワー、(4)エイシンティンクル、(5)アッパレドンキ、(6)ミニョンレーヌ、(7)フォルテミニョン、(8)レッドアヴァンセ、(9)レッドアルカナ、(10)ニシノハナムスメorパローマorリーチザハイツ

まず、牡馬のほうから見ていくと、いちおう全頭が勝ち上がってはいるものの、重賞勝ち馬はおらず、低調そのものでしたが、それよりも情けないのは、10位候補として検討しつつも選外としてしまった馬たちが、大量に活躍してしまったことでしょう。ディーマジェスティ、サトノダイヤモンド、シルバーステート、ヴァンキッシュランなど、10位落選組でリストを組んだほうがいいくらいでした。もう1度、馬体画像と真摯に向き合っていく必要があります。
牝馬のほうは、活躍馬はレッドアヴァンセくらいですが、個人的な430キロ未満(POGの時点)縛りでリストからは除外したものの、シンハライトは名前をあげて「全兄(アダムスピーク)より出来がよい」と指摘しました。牝馬の馬体重問題については、昨年はミッキークイーンが430キロでオークスを制し、今年はシンハライトが422キロでオークスに勝つなど、430キロ未満縛りをどうするかは、非常に悩ましいところです。牡馬は継続&牝馬は廃止の折衷案も考えたのですが、もう1年は様子見ということにしました。来年、あらためて検討します。

さて、反省はこのくらいにして、今年度版の馬体評価リストのほうに話を移しましょう。

牡馬(2016)
(1)ダブルバインド(ラッシュラッシーズ14)、(2)サトノアーサー(キングスローズ14)、(3)ムーヴザワールド(リッスン14)、(4)ザウォルドルフ(ウィーミスフランキー14)、(5)ロードアルバータ(レディアルバローザ14)、(6)サラフィナ14、(7)アドミラブル(スカーレット14)、(8)サトノポラリス(モアザンベスト14)、(9)モクレレ(アパパネ14)、(10)グレンマクナス(ララア14)orクリアザトラック(クロウキャニオン14)

牝馬(2016)
(1)ジュンテオドーラ(アートプリンセス14)、(2)フローレスマジック(マジックストーム14)、(3)コケレール14、(4)ウィステリアアーチ14、(5)アルミレーナ(ナイトマジック14)、(6)オーロラエンブレム(ブラックエンブレム14)、(7)カデナダムール(ラヴズオンリーミー14)、(8)オンリートゥモロー(アコースティクス14)、(9)レッドオルガ(エリモピクシー14)、(10)ユイフィーユ(スクービドゥー14)orエレクトロニカ(エレクトラレーン14)orパールズシャイン(スペリオルパール14)

まず、全体的な傾向ですが、牡馬のほうは、POG本を見ても体型的に非常にバラエティに富んでおり、比較が難しそうです。
対照的に、牝馬のほうは、いかにもディープ産駒という体型の馬が大量にいて、なにやら金太郎飴のような状況です。それはそれで、細かな比較が要求されるので、牡馬とは別の意味で難しいラインアップでしょう。

それでは、牡馬のほうから1頭ずつ寸評を付けておきます。
今年の1位は、ダブルバインドとサトノアーサーで悩みましたが、セレクトセール以来、ずっと高い評価をしつづけてきた、ダブルバインドに決めました。皮膚が薄く、いかにもディープ産駒らしい馬体ですが、唯一の心配点は、POG本の時点での馬体重が、434キロと牡馬にしては小柄なことです。この体重については、最後まで悩みましたが、今年はこの馬に賭けてみることにしました。
ということで、2位はサトノアーサーです。非常に見栄えのする馬で、POG人気も急上昇中ですが、1つだけ引っかかったのは、現時点での完成度が高すぎるということです。毎年のように書いてますが、個人的には、この時期の2歳馬には未完成な要素があったほうが好ましいという考え方なので、その点だけ割り引いての2位としました。
3位のムーヴザワールドは、タッチングスピーチの全弟で、雄大な馬体は目を惹きますが、現時点で536キロということで、大きすぎてデビューが遅れるのではという心配があります。もう40~50キロ軽ければ、この馬を1位にしたかもしれません。
4位のザウォルドルフは、現時点では線が細いですが、体幹のしっかりしていそうな馬体で、体重も462キロあるので、これから筋肉がついてくれば楽しみでしょう。
5位にあげたロードアルバータは、あまり評判になっていないようですが、3歳になってからのディーマジェスティと雰囲気が似ています。今年の牡馬の穴馬は、これでしょう。
6位のサラフィナ14は、POG本には殆んど取りあげられておらず、自分が見かけた範囲では「優駿」5月号に画像があるくらいです。今年のディープ産駒の2歳牡馬では、もっともディープに似ている1頭だと思いますが、難点は、430キロかつかつの馬体重です。牝馬なら、そこまで気にしませんが、牡馬ですから、これからのウエイトアップは必須条件でしょう。
7位のアドミラブルは、タブレット&イサベルの全弟。上の2頭は、ともに素晴らしい内容でデビュー勝ちしましたが、脚元が弱く大成できませんでした。こちらの弟も好馬体ですが、脚元がどうかは走ってみないと判りません。
8位のサトノポラリスは、池江師が「サトノダイヤモンドに似ている」とコメントしたそうですが、個人的には、2歳時のキズナに体型が似ていると思います。母モアザンベストの産駒というと、「女版キズナ」と騒がれたデビュタントを思い出すかたも多いでしょうが、今から思えば、デビュタントとキズナは似ても似つかない体型でした。しかし、弟のサトノポラリスのほうは、見れば見るほどキズナによく似ています。今のところ、ネット上に画像はありませんが(有料画像ならあります)、鮮明な動画がありましたので、リンクしておきます(26分34秒あたりから)。
9位は、ディープ×アパパネの3冠馬どうしの配合で話題のモクレレにしました。馬の出来はよいですし、サイズも充分ですが、控えめに9位としたのは、母父キングカメハメハが前面に出た体型で、ディープらしさが殆んど無いからです。ただ、昨年は、母父が強く出てディープらしくない体型の馬を、片っ端から除外しすぎて失敗したので、その反省も踏まえての9位としました。
10位は、1頭に絞り切れなかったので、グレンマクナスとクリアザトラックの2頭とさせていただきます。
グレンマクナスのほうは、非常に粗削りな馬体で、これからの成長次第なところはありますが、大物感のある馬体ということで選んでみました。
クリアザトラックは、おなじみのクロウキャニオン産駒ですが、久しぶりの牡馬ということで期待できそうです。サラフィナ14同様、なぜかPOG本では殆んど見かけず、「優駿」5月号のみ馬体画像が掲載されています。

引き続き、牝馬のほうも一言ずつ。
1位は、いかにもディープ産駒の2歳牝馬らしい体型のジュンテオドーラにしました。サイズもしっかりあるので、期待できそうです。
2位のフローレスマジックは、ラキシスサトノアラジンの全妹。ラキシスとサトノアラジンは馬格にも恵まれ、非常に大物感のある馬体でしたが、POG期間内には全く間に合いませんでした。もう1頭の全兄サトノケンシロウは小柄な馬で、あるいは小さいほうがPOG向きなのかもという声もありましたが、今のところ勝ち切れないレースが続いています。フローレスマジックは、中くらいのサイズなので、今度こそPOGに間に合うのではないかと期待しています。
3位のコケレール14は、ラキシスに似て大柄で伸びのある体型です。コケレールと、ラキシスの母マジックストームは、ともにニジンスキー絡みの強い相似クロスがあり、それが産駒の体型に影響しているものと思われます。
4位にあげたウィステリアアーチ14は、6月に近い5月27日の遅生まれで、現時点ではかなり線が細く、あまり話題にもなっていませんが、先物買いする価値のある好馬体です。POGの穴馬として、ドラフト下位での指名を検討してみては如何でしょうか?
5位のアルミレーナは、昨年のドラフト最大の問題児であるフォイヤーベルクの全妹。自分も引っかかったくちですが、自分の場合は、母ナイトマジックが輸入された時から目をつけていたのであり、人気の落ちる今年こそ狙い目だと考えています。全兄とは違って、いかにもディープ産駒らしい体型で、今度こその期待をかけたいと思います。
6位のオーロラエンブレムは、テスタメントの全妹ですが、ディープ産駒らしい上品な馬体が魅力です。まだまだ線が細いので、これから実が入ってくれば楽しみでしょう。
7位のカデナダムールは、POG本に取りあげられた時点では、馬体重も430キロぎりぎりでしたが、その後、馬体重も増加傾向で、体型にも伸びやかさが出てきました。ここでリンクした画像では、全兄たちのどれとも似ていませんが、最近は急激にリアルスティールの2歳時に似てきました。どうやら成長期をむかえているようで、一気に飛躍していくかもしれません。
8位にあげたオンリートゥモローは、ダービー馬ロジユニヴァースの半妹&タイムレスメロディの全妹です。タイムレスメロディは馬格がなくて苦労していますが、妹のほうはサイズに恵まれ、非常に大物感があります。
9位のレッドオルガは、おなじみエリモピクシーの娘です。ディープ×エリモピクシーも4頭目になりますが、サトノルパンレッドベルダレッドアヴァンセの2歳時の馬体と較べてみると、好き嫌いでは、レッドオルガに最も惹かれます。エリモピクシー産駒悲願のクラシック制覇に期待したいですね。
10位は、1頭に絞れず3頭になってしまい、申し訳ありません。
ユイフィーユは、アネモネS2着のメイショウメイゲツの全妹。姉はサイズが小さくて伸び悩んでいますが、妹のほうは馬格に恵まれています。姉以上の活躍も期待できるでしょう。
エレクトロニカは、現状では線が細いですが、管囲が20センチと太いので、これからの成長に期待できそうです。ディープ×母父ドバウィの配合には、ニックスの期待をかけています。
パールズシャインは、ラストインパクトの全妹。兄の2歳時よりも、見た目はよいと思います。
最後に、馬体重問題対策として、現時点で430キロ未満ではあるものの、ウエイトアップすれば期待できる牝馬を3頭ほどあげておきます。
エリティエールは、ルージュバックの半妹&ケイブルグラムの全妹。ケイブルグラムには全く似ておらず、いかにもディープ牝馬という体型です。
レッドルチアは、レッドセインツレッドライジェルの全妹。全兄2頭も小柄でしたが、こちらの妹のほうは管囲が20.8センチもあるので、これから大きくなっていくと思います。
レーヴルシードは、エールデュレーヴの全妹。昨年の同時期の姉は、さらに小さかったので、あまり心配しなくてもよいかもしれません。馬体の出来も、姉より良いと思います。

参考・2011~2014年版

牡馬(2011)
(1)ダノンドリーム、(2)ディープブリランテ、(3)エックスマーク、(4)アーカイヴ、(5)トーセンホマレボシ、(6)モンテエクリプス、(7)ワールドエース、(8)ディサイファ、(9)アーデント、(10)ロードアクレイム
牝馬(2011)
(1)マトゥラー、(2)ジョワドヴィーヴル、(3)ジェンティルドンナ、(4)アンチュラス、(5)ヴィルシーナ、(6)エポキシ

牡馬(2012)
(1)カレンバッドボーイ、(2)キズナ、(3)アドマイヤキンカク、(4)トルストイ、(5)コメットシーカー、(6)ラウンドワールド、(7)ケイティープライド、(8)サトノノブレス、(9)ハッピーモーメント、(10)ジューヴルエールorサトノプレステージorラストインパクト
牝馬(2012)
(1)ラキシス、(2)ラストグルーヴ、(3)ファイアマーシャル、(4)ミライエ、(5)デニムアンドルビー、(6)バリローチェ、(7)レッドオーヴァル、(8)シュぺトレーゼ

牡馬(2013)
(1)ローハイド、(2)トーセンマタコイヤ、(3)キミノナハセンター、(4)トーセンスターダム、(5)サトノアラジン、(6)オリハルコン、(7)サトノルパン、(8)ベルキャニオン、(9)パリーアーク、(10)エーデルグランツorガリバルディ
牝馬(2013)
(1)レッドメイヴ、(2)ハープスター、(3)カノーロ、(4)エルノルテ、(5)キュリオスティー、(6)スナッチマインド、(7)サンドラバローズ、(8)サトノエカテリーナ、(9)クイーンズシアター、(10)ポーシアorディープラヴ

牡馬(2014)
(1)ラヴィダフェリース、(2)レゲンデ、(3)ティルナノーグ、(4)リアルスティール、(5)サトノシュプリーム、(6)モンドインテロ、(7)アヴニールマルシェ、(8)ポルトドートウィユ、(9)アンタラジー、(10)エイムハイorディープフォルツァ
牝馬(2014)
(1)タッチングスピーチ、(2)パラダイスリッジ、(3)マイスフォルテ、(4)ショウナンアデラ、(5)クルミナル、(6)デビュタント、(7)ステラスターライト、(8)サトノシャルマン、(9)コンテッサトゥーレ、(10)パピーラヴ

追記
見やすい画像が入手できた場合、画像の追加や差し替えは随時行なう予定です。

追々記
最後までスクロールしてくれた奇特な人のために、超大穴馬を牡牝2頭ずつ。
牡馬は、レッドヴィクター(レジュールダムール14)、アーザムブルー(エレンウィルモット14)。
牝馬は、ダークチェリー(チェリーフォレスト14)、クラリネット14
おまけの番外編なので、指名は自己責任でお願いします。