ダービーも終わり、いよいよPOGも新シーズンのスタートです。
前シーズンは公私多忙につき、なかなか更新できず申し訳ありませんでした。
とりあえず、前シーズンの結果から簡単に振り返っておきましょう。

牡馬(2018)
(1)ダノンチェイサー、(2)トーセンカンビーナ、(3)サターン、(4)サトノジェネシス、(5)セントレオナード、(6)サトノソロモン、(7)キタノインパクト、(8)リスト、(9)サラミス、(10)メイショウテンゲンorサトノエルドールorエールディヴァン

牝馬(2018)
(1)ミディオーサ、(2)ドナアトラエンテ、(3)アルテラローザ、(4)ミッキーバディーラ、(5)ランブリングアレー、(6)シェーングランツ、(7)メッシーナ、(8)ラヴズオンリーユー、(9)コントラチェック、(10)ヴァイオリンソナタorトーホウルスorダイアナブライト

それでは、牡馬のほうから見ていくと、ダノンチェイサーとメイショウテンゲンが重賞勝ち、さらに、番外編の馬体の大穴コーナー(リンク先のページの最後にあります)で取りあげたロジャーバローズがダービーを制覇ということで、まずまずの結果でした。ダノンキングリーを押さえることが出来なかったのは残念ですが、シーズン中に重賞を勝った牡馬産駒4頭中、3頭をカバーすることが出来たので、セレクションの方向性は間違っていなかったと思います。
牝馬のほうは、ラヴズオンリーユーがオークスを制覇し、シェーングランツ&コントラチェックが重賞勝ち。グランアレグリアをピックアップしそこねたのは痛恨でしたが、こちらも責任を果たすことが出来たのではないかと思っています。

回顧はそのくらいにして、来シーズンのリストに移りましょう。
日付が変わって、新馬戦スタート当日の土曜日になりましたので、ここ数日ほどタイトルにあった「暫定」の2文字は削って、最終確定版とします。以後、順位を変更することはありません。

牡馬(2019)
(1)アルジャンナ(コンドコマンド17)、(2)モーソンピーク(モシーン17)、(3)ラインベック(アパパネ17)、(4)ファルコニア(カンビーナ17)、(5)セントオブゴールド(キューティゴールド17)、(6)ブルーミングスカイ(ブルーミンバー17)、(7)キングダムウイナー(ウォッチハー17)、(8)ワイワイキング(ワイ17)、(9)レクセランス(エクセレンス17)、(10)アウサンガテ(アゼリ17)orレッドベルジュール(レッドファンタジア17)orディープキング(ダリシア17)

牝馬(2019)
(1)リアアメリア(リアアントニア17)、(2)リズムオブラヴ(ミュージカルウェイ17)、(3)アトリビュート(ブラックエンブレム17)、(4)ルナシオン(ピラミマ17)、(5)クロワルース(ルシルク17)、(6)ダブルアンコール(ドナブリーニ17)、(7)ラヴユーライヴ(ラヴズオンリーミー17)、(8)ランクリッツ(レインボーダリア17)、(9)シャドウブロッサム(ヒアトゥウィン17)、(10)サンクテュエール(ヒルダズパッション17)orオーマイダーリン(ラブーム17)orペルラネーラ(シユーマ17)

まず、全体的な傾向から。
牡馬のほうは、例年なみでしょう。ただ、様々なタイプが揃っているので、チョイスの方向性を間違えると、案外な結果に終わりかねない危険性がありそうです。
牝馬については、ここ2年ほどの豊作にくらべると、いくらか層が薄めかもしれません。断然の人気馬が1頭いますが、おそらく倍率の高い競合になるでしょうから、取れなかった時の代替案(プランBというやつですね)をしっかり用意しておく必要があります。

それでは、牡馬のほうから1頭ずつコメントを付けていきます。
牡馬の1位は、迷うことなく、アルジャンナに決めました。POGシーズン直前にオーナー変更という事態が発生した関係で、なんとなく指名をためらっているかたも多いようですが、馬体の出来は申し分ありません。元の馬主であるKTレーシングは、近年、急激に抬頭してきて注目されましたが、アルジャンナも含めて全ての持ち馬を売却したようです。なにかケチが付いたように感じるのも判りますが、それでPOG人気が伸び悩むようなら、むしろ絶好のチャンスでしょう。あと、POG的な注意点として、POG本によっては、画像の出来がよくないケースが見られました。「自分の持っているPOG本の写真うつりが悪い」というかたは、こちらのリンク先の画像を参照してください。こんなにいい馬だったのかと驚かれるかもしれませんよ。
2位のモーソンピークは、プリモシーンの全弟ですね。お姉さんによく似ていると思いますが、弟のほうが胴伸びがあるので、距離の融通性は高そうです。現状、すこし線が細い感じもありますが、これから筋肉がどんどんついてくる血統なので、そこは心配しなくてもよいでしょう。
3位のラインベックは、アパパネの三男坊です。上のモクレレジナンボーもそうでしたが、こちらの弟もキングカメハメハの影響が強い体型です。ただ、モクレレやジナンボーにくらべると、馬体にシャープさがあり、3兄弟の中では、最も出来がよいと思います。ラインベックの場合も、アルジャンナ同様、POG本によっては写真うつりのよくないケースもありますが、こちらのリンク先の画像はまずまずなので、参照してみてください。
4位のファルコニアは、トーセンカンビーナの全弟。お兄さんも馬体の出来はよかったのですが、出遅れ癖が酷くて、伸び悩んでいます。弟のほうは、お兄さんより一回り大きく、胴伸びもあるので、さらに期待できるのではないでしょうか。
5位のセントオブゴールドは、ショウナンパンドラの全弟ですが、お姉さんによく似ていますね。気になる点としては、晩成傾向のある母系ということでしょうか。お姉さんも、3歳秋になってようやく本格化という感じでした。ただ、ここは馬体の評価がメインなので、それ以外の点については、各自の判断にお任せするよりありません。
6位のブルーミングスカイは、トーセンブレスの全弟。画像があまり出回っておらず、自分が見た範囲では、「POGの達人」と「優駿」5月号に載っていたくらいでしょうか。タイプとしては、同じ社台F産のファルコニアに似た感じです。
7位のキングダムウイナーは、セレクトセールの高額落札馬ですが、非社台系の中小一口馬主クラブの所属ということで、あまり注目されておらず、強気の募集価格設定ということもあって、現時点でもかなり売れ残っているようです。しかし、この馬体の出来なら、サンデー・キャロット・シルクなどで募集されれば、秒速でソールドアウトでしょう。セレクトセール出身なので、育成はノーザンFが担当しており、矢作厩舎ということも含めて、所属クラブの看板に惑わされる必要はありません。体型は、血統的に関係があるわけではありませんが、サトノジェネシスに似ていると思います。
8位のワイワイキングは、リアルスティールやラヴズオンリーユーの近親。昨年、全兄のエールディヴァンを10位に取りあげて、まったくの空振りに終わりましたが、あえて今年もピックアップしました。全兄は、サドラーズウェルズ色が強すぎる体型で、日本の高速馬場に適応できませんでしたが、弟のほうは、適度にディープの要素もあるので、より期待できると思います。
9位のレクセランスは、大柄で胴伸びもあり、なかなか大物感がありますね。しいて言うなら、もうすこしトモに肉が付いてくれば更によいと思いますが、配合的にも今後の成長が期待できそうですし、指名する価値は充分にあるでしょう。
10位は、1頭に絞りきれず、申し訳ありませんが、3頭を10位タイとさせてもらいました。
アウサンガテは、馬体の出来は申し分ないのですが、サイズのないのが難点です。現時点の馬体重は、427キロということで、「430キロ未満の馬は指名しない」というマイルールにも反しています。4頭の全兄姉、ロイカバードアドマイヤアゼリシルヴァンシャーゲンティアナも、期待通りの活躍とは程遠いというのが現状でしょう。それでも、あえて取りあげたくなる魅力が、アウサンガテにはあります。目安として、デビュー時の馬体重が430キロ以上であれば、全兄姉たちを大きく上回る活躍をしてくれると思います。
レッドベルジュールは、レッドベルローズレッドベルディエスの全弟。お姉さんたちは、どちらも重賞で入着経験があり、それなりに走っていますが、弟のほうは、さらに出来がよいと思います。
最後の1頭は、サトノフラッグと迷ったのですが、ディープキングにしました。画像は、「POGの達人」にしか載っていないようですが、大物感のある馬体だと思います。サトノフラッグは、今年のPOGの人気上位馬なので、誰でも指名できる馬ですから、それよりもうすこしマイナーな馬をということで、ディープキングのほうをチョイスしました。

引き続き、牝馬のほうもコメントを付けていきます。
1位のリアアメリアは、今シーズンのディープの牝馬産駒では、ダントツの人気馬でしょう。あれこれと粗探しをしてみましたが、難癖のつけようがありません。たしかに、全姉リアオリヴィアは、まるで走っていませんが、ちょっとしたPOGファンなら、「初仔が走らなかったディープ産駒の全弟妹は狙い目」というセオリーを御存じのはず。具体的には、ハープスター、マリアライト、ダノンプレミアム、サクソンウォリアー、グランアレグリアなど、枚挙にいとまがありません。あとは、競合覚悟で指名するのか、諦めて他の馬の一本釣りを狙うのか、どちらにしても腹を括るしかないですね。
2位のリズムオブラヴは、ミッキークイーンの全妹。あまり体型は似ていませんが、馬格のなかった姉に対して、妹のほうはサイズ面の不安はなさそうですし、大物感という点でも、妹のほうが上だと思います。
3位のアトリビュートは、桜花賞馬ブラックエンブレムの娘です。全兄テスタメントや全姉オーロラエンブレムが、パッとしないので、POG人気は伸び悩んでいるようです。しかし、ディープ産駒以外の兄姉には活躍馬も出ていますし(ブライトエンブレム、アストラエンブレム、ウィクトーリアなど)、ディープとブラックエンブレムの配合的な相性も悪くないと思うので、むしろ人気の下がった今こそ狙い目かもしれません。
4位のルナシオンは、ルナステラの全妹。ルナステラは伸び悩んでいますが、半兄スワーヴリチャードはG1馬ですし、ディープ×母父アンブライドルズソングはニックスなので、当たりが出ても不思議ではないでしょう。
5位にクロワルースを選んだところで気が付いたのですが、牝馬はここまで全てシルクの馬ですね。けっして何らかの意図があるわけではないのですが、ディープの牝馬産駒の馬体に関しては、シルクの馬が、他のクラブを圧倒しているように見受けられます。それが、ただの偶然なのか、ノーザンFの振り分けに意図があるのか、自分には分かりませんが、来春の牝馬クラシックは、シルクのディープ産駒が掲示板を占拠するという事態があるかもしれませんね。
6位のダブルアンコールは、お馴染み、ドナブリーニ産駒です。ダブルアンコールは、いくらか胴の寸が詰まっているので、オークスより桜花賞向きだと思います。しばらく鳴りを潜めていたこの一族ですが、8分の7同血の従兄ロジャーバローズがダービーに勝ったので、再び注目を集めそうですね。
7位のラヴユーライヴは、リアルスティールラヴズオンリーユーの全妹。矢作師からは、「今の時期ならラヴズオンリーユーより馬自体はいいと思う」という強気なコメントも出たそうです。ラヴズオンリーユーよりも、やや胴が短めなので、こちらもオークスより桜花賞というタイプでしょう。
8位のランクリッツは、エリザベス女王杯に勝ったレインボーダリアの娘。そのわりには、あまり注目されていないようですが、馬体の出来はよいと思います。中~下位でも取れそうなので、上手に立ち回って指名したいですね。
9位のシャドウブロッサムは、サトノワルキューレの全妹。体型も、よく似ています。お姉さんは、謎のスランプに陥ってしまいましたが、それまではなかなかの活躍でした。妹のほうも期待できると思います。
10位は、牝馬のほうも1頭に絞り切れず、こちらも3頭を10位タイとさせていただきます。
サンクテュエールは、ジークカイザーヴェルテアシャフトの全妹。半兄のヨシダは、アメリカに輸出されて、G1を2勝しています。こちらの妹は、サイズもあって、なかなか見栄えのする馬体です。そろそろ、ディープ産駒でも当たりが出てもいい頃でしょう。
オーマイダーリンは、母父が同じモンズーンのシェーングランツに似ています。シェーングランツには、同じく2歳の全妹がいますが、そちらよりもオーマイダーリンのほうが似ているのではないでしょうか。日本の高速馬場には不安の残る血統ですが、スピード競馬に対応できるようなら面白そうです。
ペルラネーラは、ヘリファルテブレステイキング&メッシーナの全妹。母シユーマは、毎年よさそうな仔を出すのですが、どうにも春のクラシックには間に合わない傾向にあります。ただ、馬体の出来はよいので、今年もついついリストに入れてしまいました。

参考・2011~2017年版

牡馬(2011)
(1)ダノンドリーム、(2)ディープブリランテ、(3)エックスマーク、(4)アーカイヴ、(5)トーセンホマレボシ、(6)モンテエクリプス、(7)ワールドエース、(8)ディサイファ、(9)アーデント、(10)ロードアクレイム
牝馬(2011)
(1)マトゥラー、(2)ジョワドヴィーヴル、(3)ジェンティルドンナ、(4)アンチュラス、(5)ヴィルシーナ、(6)エポキシ

牡馬(2012)
(1)カレンバッドボーイ、(2)キズナ、(3)アドマイヤキンカク、(4)トルストイ、(5)コメットシーカー、(6)ラウンドワールド、(7)ケイティープライド、(8)サトノノブレス、(9)ハッピーモーメント、(10)ジューヴルエールorサトノプレステージorラストインパクト
牝馬(2012)
(1)ラキシス、(2)ラストグルーヴ、(3)ファイアマーシャル、(4)ミライエ、(5)デニムアンドルビー、(6)バリローチェ、(7)レッドオーヴァル、(8)シュぺトレーゼ

牡馬(2013)
(1)ローハイド、(2)トーセンマタコイヤ、(3)キミノナハセンター、(4)トーセンスターダム、(5)サトノアラジン、(6)オリハルコン、(7)サトノルパン、(8)ベルキャニオン、(9)パリーアーク、(10)エーデルグランツorガリバルディ
牝馬(2013)
(1)レッドメイヴ、(2)ハープスター、(3)カノーロ、(4)エルノルテ、(5)キュリオスティー、(6)スナッチマインド、(7)サンドラバローズ、(8)サトノエカテリーナ、(9)クイーンズシアター、(10)ポーシアorディープラヴ

牡馬(2014)
(1)ラヴィダフェリース、(2)レゲンデ、(3)ティルナノーグ、(4)リアルスティール、(5)サトノシュプリーム、(6)モンドインテロ、(7)アヴニールマルシェ、(8)ポルトドートウィユ、(9)アンタラジー、(10)エイムハイorディープフォルツァ
牝馬(2014)
(1)タッチングスピーチ、(2)パラダイスリッジ、(3)マイスフォルテ、(4)ショウナンアデラ、(5)クルミナル、(6)デビュタント、(7)ステラスターライト、(8)サトノシャルマン、(9)コンテッサトゥーレ、(10)パピーラヴ

牡馬(2015)
(1)リライアブルエース、(2)ケイブルグラム、(3)プロディガルサン、(4)マツリダバッハ、(5)ポルトフォイユ、(6)フォイヤーヴェルク、(7)ロイカバード、(8)レヴィンインパクト、(9)レーヴァテイン、(10)ロードプラチナム
牝馬(2015)
(1)ラルク、(2)パーシーズベスト、(3)リボンフラワー、(4)エイシンティンクル、(5)アッパレドンキ、(6)ミニョンレーヌ、(7)フォルテミニョン、(8)レッドアヴァンセ、(9)レッドアルカナ、(10)ニシノハナムスメorパローマorリーチザハイツ

牡馬(2016)
(1)ダブルバインド、(2)サトノアーサー、(3)ムーヴザワールド、(4)ザウォルドルフ、(5)ロードアルバータ、(6)ジェニアル、(7)アドミラブル、(8)サトノポラリス、(9)モクレレ、(10)グレンマクナスorクリアザトラック
牝馬(2016)
(1)ジュンテオドーラ、(2)フローレスマジック、(3)ヴィニー、(4)アーキタイプ、(5)アルミレーナ、(6)オーロラエンブレム、(7)カデナダムール、(8)オンリートゥモロー、(9)レッドオルガ、(10)ユイフィーユorエレクトロニカorパールズシャイン

牡馬(2017)
(1)ブレステイキング、(2)ヘンリーバローズ、(3)ヴィンツェンツィオ、(4)スーパーフェザー、(5)ピボットポイント、(6)ヴェルテアシャフト、(7)フィエールマン、(8)ブレイニーラン、(9)カザン、(10)ジナンボーorロードマドリードorグレートウォリアー
牝馬(2017)
(1)リンフォルツァンド、(2)サラキア、(3)ダノンチェリー、(4)プラーナ、(5)サトノワルキューレ、(6)スターリーステージ、(7)レッドヴァール、(8)レッドランディーニ、(9)ヴィルトゥース、(10)プリモシーンorガールズバンドorカーロバンビーナ

追記
見やすい画像が入手できた場合、画像の追加や差し替えは随時行なう予定です。

追々記
ここ3年ほど、番外編としてひっそり行なっていた馬体の大穴企画ですが、昨年に取りあげたロジャーバローズがダービーに勝ってしまったので、あんまりひっそりというわけにもいかなくなったかもしれません。今年は、牡馬3頭、牝馬2頭をあげました。

牡馬
サトノマッスル(ジェニサ17)、レッドラトゥール(ディエンティ17)、ムーンショット(ベアフットレディ17)、
牝馬
レッドルピナス(ビジュアルショック17)、マテンロウディーバ(ライトニングパール17)

サトノマッスルについては、「サトノ軍団のディープ産駒が大穴?」という声が聞こえてきそうですが、実はそこが人気の盲点になっているのです。近年、里見オーナーは、メディアで積極的に情報発信をされています。それは有り難いことなのですが、里見オーナーのコメントに登場しない馬は、POG人気が伸び悩む傾向が見られるのではないでしょうか。サトノマッスルは、体型も配合もダノンキングリーに似ており、もっと注目されてもいいはずですが、層の厚いサトノ軍団の中に埋もれてしまって、思ったほど人気になっていません。大穴コーナーで取りあげる価値は、充分にあると思います。
レッドラトゥールは、社台牧場の生産馬ということで、東サラのディープ産駒のなかでも、不当に注目度が低いように思われます。しかし、母ディエンティは、山本オーナーの預託馬なので、本馬の育成は、ノーザンFで行われています。生産は非社台系なのに、育成はノーザンFというパターンは、今年のダービーでワンツーフィニッシュでしたね(ロジャーバローズ&ダノンキングリー)。ちなみに、社台牧場は、社台Fの創業者である吉田善哉氏の御実家です。
ムーンショットは、タイヘイ牧場産ということで、あまり注目されていませんが、馬体の出来はよいと思います。2頭の全姉は、まったく走っていませんが、400キロを切るか切らないかの馬格のなさが原因でした。弟のほうは、現時点で466キロということなので、サイズの心配はなさそうです。いかにも大穴っぽい馬で、ホームランか三振かというタイプでしょう。
レッドルピナスは、ちょっと小柄なので、思ったほど人気になっていません。これから大きくなるという保証もありませんが、遊びで下位指名ということなら、サイズアップの可能性に賭けてみるのも面白そうですね。
マテンロウディーバも、サイズの小さいのが難点ですが、この馬を指名してくるような物好きは、ほとんどいないと思うので、お遊びで下位指名してみてはいかがでしょうか。運よく馬体が大きくなって活躍するようなら、とうぶん自慢できるでしょう。